Claude Codeを使って最初に作ったPythonスクリプトは「家計簿CSVから月の合計を出すだけのプログラム」でした。
所要時間は8分。
これ、自力でPythonを勉強してから書こうとしたら、どれくらいかかるか。Pythonの入門書を買って、文法を覚えて、エラーで詰まって、Stack Overflowを読んで…たぶん半日では終わりません。
Claude Codeはその工程を全部省略させてくれました。今日は、非エンジニアがClaude CodeでPythonスクリプトを作る流れを書きます。
Pythonって、副業に何の役に立つの?
「Python」と聞くだけで「専門家の道具でしょ」と思っていました。始める前の僕がそうでした。
ざっくり言うと、Pythonは「繰り返し作業を自動化する」のが得意な道具です。副業で使える場面を具体的に挙げると:
Excelファイルの集計(手作業でやってたことを一瞬に)、Webサイトから情報を定期的に集める(価格比較・求人チェック)、決まった時間にファイルを処理・保存する、ブログ用の下書きデータを整形する、などです。
本業の話をすると、僕が働く食品スーパーでも「商品別の売上をExcelで手集計する」作業が週1回あります。あれをPythonで自動化できたら…と思ったのが、最初に試したきっかけでもありました(本業のシステムには繋げられないので実際にはやってませんが、発想は同じです)。
STEP1:やりたいことを日本語で伝える
これが全ての始まりで、ここが非エンジニアにとっての本当の入り口だと思います。
僕が最初に打ったのはこれだけです。
「Pythonで、家計簿のCSVファイルを読み込んで、月の合計支出を出力するスクリプトを作って」
専門用語は一切使っていません。「したいこと」を素直に書いただけ。
ChatGPTやclaude.ai(ブラウザ版)だと、ここでコードが出てきて「後は自分で実行してね」という形になります。コードをコピーして、ファイルに保存して、ターミナルで実行して…という手順が必要。
Claude Codeはそこが違います。「ファイル名 kakeibo.py で作って、テスト用のCSVも用意して、実行して結果を見せて」まで頼めて、全部やってくれます。
STEP2:まず動かす、完璧さは後回し
8分の内訳を正直に書くとこうです。
1分:やりたいことを日本語で打ち込む。3分:Claudeがファイルを作って実行、結果を見せてくれる。2分:「合計額の表示が見にくいのでカンマ区切りにして」と依頼。2分:「円マークも付けて」「カテゴリ別にも分けて」と調整。
最初のバージョンは「150000」と表示されていました。見にくい。「カンマ区切りで」と頼んだら「150,000」になり、「円マークも」と頼んだら「¥150,000」になった。
こういう小さな改善を会話しながらできるのが、Claude Codeを使う一番の理由です。完璧なコードを最初から出そうとせず、「まず動くものを作る → 不満な点を伝える → 直してもらう」のループが圧倒的に速い。
STEP3:エラーが出ても諦めない
スクリプトを実行すると、赤い文字でエラーが出ることがあります。初心者の頃は「もう無理…」となりがちですが、今の僕の感覚は「情報が来た」くらいのものです。
エラーが出たら、そのままClaude Codeに見せます。「エラーが出ました。直して」それだけ。9割はその場で直ります。
僕がよく使う言い方は「このエラーが出ました。意味を日本語で説明して、修正もして」です。説明が来ると「次から同じエラーに自分で気づけるようになる」という副産物があります。
本業の仕事に近づけていく
家計簿スクリプトが動いた後、こう発展させました。
「カテゴリ別(食費・光熱費・通信費)の集計を追加して」「月ごとの比較表も出して」「今月の予算を超えたら警告メッセージを出して」
1機能追加するのに5〜10分。1時間あれば、実用的な家計管理ツールの土台ができました。
本業に活かすとしたら「商品別の在庫データを読んで、発注リストを自動出力」みたいな発想ができます。実際には職場のシステムには繋げませんが、「データを受け取って処理して出力する」という基本の型は、どんな業種でも応用できます。
Pythonを1ヶ月触った今の正直な状態
今も文法を完璧には覚えていません。forとwhileの使い分けもたまに間違えます。
でも、それで困ったことはほぼ無い。Claude Codeが適切な書き方を選んでくれるし、間違ってもエラーを直してくれる。「コードを読む能力」より「何をしたいかを伝える能力」の方が、今の段階では大事だと実感しています。
ただ、「副業として案件を取るレベルまで持っていきたい」と思ったら、文法の基礎は必要になります。Claude Code任せで遊ぶ分にはこれで十分ですが、スクレイピング案件やデータ分析案件を本格的に受けるとなると、もう一段の学習が要る。
その時の選択肢として、Pythonに特化した学習サービスも調べています。副業に直結する形で体系的に学べるなら、独学でハマる時間を大幅に短縮できそうです。今はまだ検討段階ですが、必要を感じたタイミングで動こうと思っています。
今日からPythonに触れるなら
Claude Codeを持っている人が、今日から試せるお題を2つ置いておきます。
「文章を3行ごとに区切るスクリプト」は、ブログを書く時の整形作業に使えます。「家計簿CSVから月の合計を出すスクリプト」は、数字を扱う感覚をつかむのに丁度いい。
どちらも10分以内に動くものができます。完璧じゃなくていい、まず一回動かす。それだけで、Pythonとの距離がぐっと縮まります。
次の記事は、Claude Codeを長時間使い続けると出てくる「コンテキスト上限」という壁について書きます。最初に遭遇した時の「これ、どういうこと?」という混乱と、今の対処法を正直に書くつもりです。


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